私は一度恐ろしい恐怖体験をしたことがあります。
元はと言えば私が悪いことをしたのです。
だから皆様から見たら、「悪いのはお前だろ」と思われるかもしれませんが、本当に恐怖しました。
あの体験を通して、悪いことはできないなと思いましたね。
その頃の私はすごく勝ち気で生意気な女だったのです。
そういうところがどうやら職場の人には鼻についたみたいで、同僚のおばさんたちから小さな嫌がらせをちくちくされて酷い目に遭いました。
そこを助けてくれたのが不倫した相手だったのです。
他の人と比べて私が若かったのも手伝って、彼は私を助けてくれました。
おばさんたちに嫌味を言われているところを見て、何度もフォローして救ってくれました。
相談にも乗ってくれたのです。
そういう行動に私は何度も助けられました。
こんなことをされたら、好きにならないわけがありません。
私が彼を好きになるのは当たり前でした。
でも二人の間には問題があったのです。
なんと彼は結婚していて、妻がいました。
私がいくら好きになっても相手にしてもらえない立場の人だったのです。
でもそこで諦めないのが私の悪いところです。
別に奥さんがいたって関係ないんじゃないかと思うようになりました。
彼だって私に気がある素振りを見せていたし、これは私が頑張ったらいけるんじゃないかと思ったのです。
ちょっと私からアプローチしていったら、彼は落ちてくれました。
奥さんがいながら私の方にも関心を持ってくれて、不倫関係になったのです。
社内不倫はすごくハラハラドキドキしましたね。
他の人にバレないように不倫関係を続けるのは意外と大変でした。
しかし大変な分だけ盛り上がったりもして、私たちは気づいたらいけないカラダの関係にまで発展していたのです。
いつまでもこの関係が続くとばかり思っていました。
この関係が崩れたのは彼の奥さんの存在のせいです。
誰がリークしたのか分かりませんが、私と彼が社内不倫していることが奥さんにバレたのです。
私はこのせいで奥さんに恐ろしい目にあわされました。
ある日休日に家でゴロゴロいていたら一本の電話がかかってきたのです。
朝早かったので、「誰だろう?」と思いながら電話を取りました。
そしたら冷たい冷たい声で、「不倫してますよね?」と言われたのです。
言われた瞬間に頭が真っ白になりました。
この電話で私は奥さんに話し合いを求められたのですが、私は底冷えした声が怖すぎてこの話し合いに応じませんでした。
そしたらその日からいろいろと嫌がらせを受けました。
仕事場に私あてに奥さんから電話がかかってきたり、ポストに不倫を問い詰める手紙が入っていたりしたのです。
最終的に家に帰って部屋のドアを開けようとしたら奥さんが階段を上ってきたという恐怖体験にあいまして、私はその後不倫を辞めることを決意しました。
私は慌てて部屋に入って、鍵をかけました。
しばらくは外に人の気配がありましたが、その後いなくなったみたいです。
だから奥さんとは直接会っていません。
でも奥さんのストーカーじみた行動に顔面蒼白になるくらいに本気で恐怖を体験しました。
身の危険を感じて、このままでは危ないと思ったので、こちらから不倫を終わらせました。
不倫相手は何度も説得してきたけど、私は彼の奥さんが怖くてそれからしばらくして仕事も辞めました。
あれから不倫相手と奥さんがどうなったかは知りません。
知りたくもないです。
何事もなく別れられたことで今はほっとしています。