不倫をする男というのはあまり信用できないと私はこの体験から学びました。
不倫は当然してはいけない禁忌の行動です。
しかし私は社内で一人の男性と知り合って、その人と不倫関係に陥りました。
彼はとても優しい人で、特に私とは同じ学校出身とういうことで親しくしてくれました。
仕事で辛いことがあったらすぐに手を差し伸べてくれるのが彼で、私は段々と彼のことを好きになって行ったのです。
好きになるのに時間はかかりませんでした。
私は入社して数週間で彼にときめてしまって、気づいたら彼ばかり目で追っていたのです。
「妻子がいる相手を好きになるなんてだめ!」と思いながら、恋心はどうしても芽生えてしまいました。
こうして私は彼に恋したのです。
好きになったらまっしぐらになってしまう私はすぐに彼に好意を持っていることがバレました。
それはそうでしょう。
あんなに熱烈に視線を送っていたら、気づくに決まっています。
私はそれを分かっていながら、彼ばかり目で追っていました。
そしたら飲み会のときに隣の席に座ることができて、そこからラインなどで親しくするようになったのです。
私はどうしても気持ちが抑えられなくなり、彼を居酒屋に誘いました。
きっと断られるだろうと思っていたけど、彼は笑顔で「いいよ」と言ってくれました。
相談をするということで、居酒屋に行ったのですがすぐに酔いつぶれてしまったみたいで、彼に家まで送ってもらいました。
家まで送ってもらって、そのまま帰すなんて勿体ないと酔いが回った頭で私は考えたのです。
そうしてはかば無理やり彼を家に誘って、体の関係から不倫を始めました。
彼も相当飲んでいたので、私たちが不倫関係になるのは容易かったです。
そうやって社内不倫が始まりました。
社内不倫は高揚感が凄かったです。
社内で必要以上に仲良くしていたらバレるので、私と彼はなるべく距離を取るようになりました。
人並みにはしゃべるけど、あまり一緒にはいないようにあえてしましたね。
そうすることで社内不倫をしていることがバレないように装ったのです。
その代わりに内線を使ってやりとりして、二人でこっそり会う約束をしたりしました。
それにお互いに合言葉を決めていて、彼がそれを言ったときは仕事が終わって落ち合うようにしたのです。
そうやってなるべく連絡を取らずに会う方法を使いました。
おかげで社内の人に全くバレずに不倫関係が続きました。
しかし別れは本当に突然でしたね。
不倫している彼の奥さんが子供を身ごもったのです。
そして私との関係に罪悪感を持ち始めたのか私に飽きたのかどちらか分かりませんが別れを告げられました。
本当に簡単に別れを告げられて、すごくショックでした。
何度か私は彼にもう一度関心を持ってもらうために行動しましたが、彼の気持ちは最後まで変えられませんでした。
不倫の結末って呆気ないなとすごく落ち込みました。
ただ周りを騙し切っていたおかげで、被害はそれほどなく済みました。
それにしても彼はずるがしこい男だと思います。
彼に何も報復できなかったことだけが心残りです。
一時は奥さんに電話したり、不倫をしているという手紙を書いたりすることを考えましたが、そうするといろいろとこちらにもリスクができます。
泣く泣く私は何の報復もせずに彼と別れました。
今でも思い出すと少し悔しくなる社内不倫の思い出です。
私の社内不倫は苦い結末で終わりました。